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2019/09/14(土)
親不知子不知
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友人の合唱団のコンサートを聴いてきた。 その中の一曲、「親知らず子知らず」を久しぶりに聞き、曲の持つ力の大きさをあらためて知る。
この難所を実際に知っている(通ったことはないが)だけに、 歌詞の意味が殊更身にしみて悲しい。 その昔の旅人の苦労を思わずにいられない。 今は海の上にぐっと張り出した高速道路をスイスイと走り抜けるだけだが、その隣にそそり立つ断崖絶壁の壁の下に細い道があったのだろう。
そして重厚なメロディーは日本海の荒々しさを表し、 母と子の悲劇の旋律が心に痛い。
古い合唱曲だが、今なお力強さで聴衆に訴えかけてくる。
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