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2015/04/22(水)
盛りが過ぎるということ
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先日まで賑わっていた観桜会が終わった。 会場だった公園の夜は、いつものようにひっそりしている。
ぼんぼりが吊されていた紐と、 露店片付けのトラックが数台駐車場にいるだけである。
ライトアップされていた桜たちは、夜の中でひっそりしている。 葉桜になってきているので満開の時の華やかさはないものの、 電柱の灯り近くの桜たちだけが、盛りのなごりを見せていた。
盛りが過ぎると人は見向きもしなくなる花達だが、 1年のほとんどは盛りの花のために過ごしているのだ。 言うなれば、満開の時以外の方が本当の姿で、艶やかな満開がおまけの時なのかもしれない。
何事もそうであるように、華やかな姿の裏の姿こそ本質と言えるのだろう。
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