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2015/03/07(土)
くちびるに歌を
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映画を観てきた。 「くちびるに歌を」
中学の合唱部が舞台の映画だ。
内容自体はのめり込む程のものではなかったが、 中学生の合唱には鳥肌が立った。
若い声は清楚で、上品で、美しい。
映画を観ながら自分の合唱人生を振り返っていた。 その時に一緒に歌っていた団員の顔、曲、指揮者・・ こなしてきた曲の数々。
思えば長い合唱人生だ。 近頃やっと「合唱」というものがわかってきたように思う。
「声を出す」「歌う」と言うこともわかってきたように思う。
石の上にも3年と言うが、石の上にも30年以上もいればわかって当然なのかもしれないが、 個人プレーではない合唱の魅力。 個人プレーではないのに、個人の実力がとても重要な合唱。 自分の努力を人の中で調和させ、個性を殺すと言うところに楽しさがある。
わかっても実力がなかなか理想に追いつかないもどかしさを抱え、練習に励むのだ。
映画の中では俳優の子達が演じているのだが、 きっとあの中の何人かは、40年経っても合唱を続けていることだろう。 役の中でとはいえ、あのようなすばらしい合唱をしたあとに感動が残らないはずはない。
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