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2011/09/08(木)
朝焼けの街に憧れた頃
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息子から一本の映画のDVDを借りてきた。
彼はこの映画にいたく感動し、将来の道を決めたという。 ならば見てみようと言うことになり、見始めたが・・・ 良さが私にはわからない。
きっとストーリーではなく、映画の持つシチュエーション、その制作側に感動したのではないだろうか・・と思ってみる。
私も20代前半は、煤けた朝の街、そのビルの間に朝焼けが広がるのを見るのが好きだった。 やがて街は人の波に埋もれていく。 そのような風景を詩に残したいと思い、何編も書いたことがある。 今のようにカメラを持ち歩く時代ではなかったので、頭の中のスクリーンにしっかりと映像を残した。
きっと息子も同じような感覚で、この映画を観ていたのかもしれない。 しかし、我慢して見続けた映画の良さを首をひねって考えなければいけないとは・・・私も年をとったものだ。
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