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2011/05/16(月)
アクを抜く
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山菜の季節だ。
山から採って来たり、いただいたりすることが頻繁な今の時期である。
昨晩は蕨の灰汁抜き。 ウドの灰汁抜き。 今日は筍の灰汁抜き。
山菜は口に入るようになるまで、まことに手間がかかる。 時間と手間をかけて灰汁を抜き、やっと食べられるようになるのだ。
まるで人のよう…
人間誰でもアクを持っている。悪の場合もあるかもしれない。 アクがほどほどであれば、それを個性とも呼ぶ。
しかし、長い人生の中で 出逢い、接触し、離れ、経験を積んでアクが抜けていくのだ。
人が歳をとっていくと丸くなっていくのはアクが抜けて行くから。
これからの人生、美味しく食べていただけるような人となりたいものだ。
アクが抜けすぎて、味も何も無くなるまではまだまだありそうだ。
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