|
2011/10/12(水)
落葉松
|
|
|
好きな曲「落葉松」
♪落葉松の秋の雨に 私の手が濡れる 落葉松の夜の雨に 私の心が濡れる・・・
こんなにも美しく情感あふれる詩があるのかと思う。
この詩はこう続く
♪落葉松の陽のある雨に 私の思い出がぬれる 落葉松の小鳥の雨に 私の乾いた目がぬれる
情景と心の描写があまりにも巧みで、 日本語の持つ美しさに涙が出る。
今日声楽コンサートで若いソプラノの方がこの「落葉松」を歌った。 その爽やかさと、明るい落葉松に、自分の若い頃が重なる。
若い時代に濡れるものは爽やかなものでいい。 雨も明るく降ればいい。
とても爽やかな気持ちで聴けた。
今の私の落葉松はもう少しダークだ。 落葉松の林もだいぶ踏入、雨に濡れるものがたくさんある。 小鳥の雨に思い出すものがあまりに多くある。
これからまだまだ落葉松の林を奥に踏み入っていくのだ。 どこまで踏み入れるのだろうか・・・
コンサートが終わり外に出ると満月の月が輝いていた。
|
|
|
|