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2009/03/08(日)
コシ・ファン・トウッテ
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市民オペラ「コシ・ファン・トウッテ」を観てきた。
内容は恋人の貞節を試すべく、ある企みをくわだてる男どもの話だ。
モーツァルトの時代の様々な風潮が盛り込まれている。
貴族のとりすましたした様子とその裏。 人の心は変わりやすいもの。 男の独占欲のみじめさ。 お堅い様の哲学者も、実はユーモアも求めている。 下女は人の心の裏まで読み取っている。
等々・・・
現代においては本当にナンセンスな話なのだが、 曲の美しさと、明るいユーモアに惹きつけられる作品だ。
若い頃にいろいろな経験をしてこそ、本物とは何かがわかってくる。 人と関わり、愛し、傷つき、 初めて痛みがわかるようになり、思いやりが生まれる。
愛すること、守ること、育むこと・・・ いろいろなことが見えてくる「アラフィー」世代である。
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