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2009/10/19(月)
冠雪の知らせ
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富士山冠雪の写真を友が見せてくれた。
富士山冠雪は郷愁にあふれている。 私がまだ小学生だった頃、実家の私の部屋の窓から富士山がよく見えたものだ。
10月半ばになると当時は今よりもっと寒く、 カサカサと枯れ葉が林を覆い始め、柿の葉は赤く染まり、空はどこまでも青かった。 お気に入りの花の刺繍のカーディガンを毎日着られるのも嬉しく・・・
そして遠くには富士山。 いつの間にか頭に白い雪をかぶっていた。 遠い山は寒いんだな・・・ 冬に向かっているんだな・・・
季節を感じる秋の一こまが、今でもセピア色で目に浮かぶ。
父も母もまだ若かった。 弟は幼かった。 近所のおじちゃんおばちゃんも、若々しく元気いっぱいだった。
年月は流れて、人は老いていくが、 富士山はいつでも変わらぬ姿を見せてくれるようだ。
実家の窓からは今では富士山は見えない。
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