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2009/10/22(木)
忘れていた味
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職場のイベントで焼き芋を焼いた。
濡れた新聞紙にさつまいもを包み、ホイルに来るんで日の中へ。 火種は大豆の枯れ枝と籾殻だ。
焼けた焼き芋を割ってみると、黄金色で、とてもしっとりとしている。 そしてほんのり甘い。 焼きたては水分を含んでいて喉につまることはない。
ふかし芋とはわけが違う。
忘れていた味を思いだした。
子どもの頃、秋になるとあちらこちらで枯れ葉を燃やすために焚き火をした。 焚き火の中にはお芋をくべ、焼き芋を作ったものだ。
焼け芋をふーふーいいながら食べるおいしさと言ったら、この上ない。
秋の味だ・・・ 今は家庭で火を燃やすことが禁じられているので、遠赤の鍋でたまに焼き芋を作るが、大きな火の中にくべて焼くお芋のおいしさは格別だ。
味は記憶の中にあるが、具体的に感覚には甦らない。 味わって初めて思い出すのだ。 私の子どもの頃のホッカリと温かい記憶を今の子どもにも受け継がせたいものだ。
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