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2008/03/09(日)
ボカポカ陽気に誘われて
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♪こんなに酔った日には あの人に甘えたい♪
・・・ と、別にお酒に酔ったわけではない。 酔うほど飲めません。 酔う前に意識が無くなってしまいます。
♪こんなにお天気な日には どこかに出かけたい♪
これが本日の本音である。
お日様がポカポカと顔を出して、私に出かけろと語りかける。 芭蕉が「片雲の風に誘われて 漂白の思いやまず」と言ったのがよく分かる。
しかし・・・ 今日の私はお日様の誘いにも乗らず、きっちりとやるべき事に取り組んだ。 期限が迫っていたからね・・・
お雛様をしまうのも、今日の仕事の一つ。 なるべく天気のいい日にしまうことにしている。 来年も楽しくお目にかかるために、湿気や陰な風はしまわないようにしている。
73才のお雛様の着物はそれなりに色褪せているが、それも年輪としてとても枯れた味を見せている。 それが・・・・ しまう時にふとお雛様の袂を見たら、 日に当たっていないところが元の色合いを残しているではないか! 元の色は、美しい瑠璃色だったようだ。 このお雛様にも、若く色つやあでやかな時があったのだ・・・ 74才の枯れた美しさを放ちながらも、袂の影にあでやかさを残しているところが何とも憎い。
私もどこかに若き頃のあでやかさを残しているだろうか? 枯れてよし 残してよしの あでやかさ・・・
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