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2008/12/12(金)
ピカソ展を観て
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国立新美術館で、ピカソ展を堪能してきた。
ピカソの作風の移り変わりがとてもわかりやすく展示してある。
中期から後期の作品が多く、ピカソらしい・・
特に独裁政治、朝鮮戦争を批判する作品のコーナーではピカソの怒り、悲しみが満ちていて、私の心にとても痛い。
若い頃スペインでゲルニカ始め、ピカソの絵を観た。
スペインの色、気候、空気、音の中で観るピカソはとてもマッチしていて、 その独特な作風もごく自然に空気にとけ込んでいたことを思い出す。 ゲルニカはその冴えたるものだった。
絵画も音楽もその作られた土地にあってこそ、200%の力を醸し出すのだろうと・・・
そんなことを思いながら、トワイライトにとけ込む国立新美術館を後にしてきた。
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