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2007/06/16(土)
リサイタルで聴いた心の表現
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私が所属している合唱団の指揮者の先生のリサイタルがありました。
先生はバリトンのソリストであり、某大学准教授でもあります。
第一部はドイツ歌曲 第二部は日本歌曲
特に「ひとりぼっちがたまらなかったら」大中恩作曲 寺山修司作詞 の中の「半分愛して」は最高でした。
そしてアンコールの「千の風になって」
先生は普段の指導で、歌の心を表現するということを繰り返しおっしゃいます。 確かなイメージと心が入れば、歌い方も自然と変わってくると・・・
伝えたい言葉、その言葉の裏の情景、言葉を発するときの想い・・・ それら全てを丁寧に表現するのが一番大切なのだそうです。
神経を集中させないと、つい声を張り上げたり大切な音をはずしたり、浅い発声になったりしてしまう歌。 自分の体が楽器なだけに、思うようにならないのが歯がゆくなります。
でも、今日の先生の歌の心を聴いて、「心を伝える」ということがどういう事なのか、しっかりわかりました。
心の表現・・ これこそ年を重ねてなお充実していくことでしょう。 だてに年くっちゃいない。 そう言えるように、表現に磨きをかけていきたいと思います。
今日の日記は別枠の私の日記と同じ文です。 「半分愛して」・・・日本歌曲にこんな素敵な曲があったとは! 相即楽譜を取り寄せてみたいと思っています。
リサイタルが行われた場所は「妙高メッセ」というスキー場に近い場所。 山の緑と野の花の可憐さと、吹き渡る風のさわやかさがリサイタルと一体になっていました。 これは都会では絶対味わえない感動。 景色も大切な役割です。
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