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2007/05/27(日)
ブナ林
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新緑が萌え始めるとブナ林に足を踏み入れたくなる。
重なる木の葉、重なるブナの樹々。 外の風を遮り、鳥の鳴き声をこだまさせ、薄い日の光をそそぎ、今日もブナの樹は訪れる人々を優しく抱え込んでくれる。
樹に耳を押し当てると、樹の中に流れる水の音が聞こえる。 それは海のさざめきにも似ている・・・ 胎児が聞く母の心音もこんな音がするのだろうか。 守り、安らぎを与える共通の音なのかもしれないと思う。
林の中に切り株を見つけた。 年輪は多くを語る。 この年輪を見ると、40年ほど前暖冬だったのが分かるそうだ・・ なるほど、そのあたりの間隔が広い。 気温が高く、樹が良く育った証拠だ。 人にも年輪があるのなら、私の年輪は何を語るだろうか…
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