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2007/01/01(月)
伝統
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元旦の朝の雑煮・・ 各地方の、各家庭の伝統の味があるだろう。
実家の雑煮は大根にんじん、醤油味のあっさりしたものだった。 それでも紅白の彩りが正月らしかった。
今のこの家の母が作った雑煮は、ゼンマイ、くるみ、大根にんじん始め何種類もの根菜山菜が豊富な具だくさんのものだった。
私が作る雑煮は新潟下越地方のもの。 根菜、鶏肉、塩引き鮭、イクラが入るものだ。味は薄い醤油味。 これが今は我が家の雑煮になっている。
今年はおせち料理も日本の伝統のものはやめた。 我が家の好みに合わせ、同じ食材でも味付けが全然違うものにした。 黒豆もサラダのトッピングに。伊達巻きも和え物の彩りに。
伝統は引き継ぐものかもしれないが、時代に合わせて形をかえていく。 正月そのものが、子供の頃とはだいぶ違う。 常日頃正月以上に楽しいことをして、買いたいものも買って、食事もバリエーションが豊富である。 正月という伝統だけが残って、中身は形を変えていくのであろう。
全てのものが常に流れていく。その流れに気持ちよく乗れる柔軟性を忘れずにいたい。
2007年、どんな年になるのだろう。 優しく、穏やかに過ごしていきたいものだ。
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