|
2006/08/27(日)
後悔と納得の狭間
|
|
|
新潟市体育館・・ あの日以来初めて訪れた・・
今日ここで今までの息子との剣道生活を締めくくる試合が行われた。 今日は試合結果よりも内容がとても大切。 最後の対戦相手は以前居た道場の仲間、とても仲が良く切磋琢磨してきた相手だった。 最後の相手として申し分ない。 二人三脚の剣道生活も今日でピリオド… もっとも最近は私が勝手について行っているだけで、あまり必要とはされていなかったのだが。 ほとんど反省用ビデオ撮影係であった。 こうして子供が手元から離れていくのを見送るのだと実感する。
そしてこの会場。 2年9ヶ月前、隣のホールでNSP復活コンサート新潟公演が行われるのを知っていながら、 行かずに剣道をしていた会場である。
あの日コンサートに行かなかった後悔は、今でも胸に重い… まさか天野さんが亡くなるなんて、思いもしなかったあの日。 コンサートはこれから何回も続くのだと信じていた。 その日の試合はその時だけだから・・と思いながら試合会場へ行った。 その日はそれで納得していたのだ。正しい選択だったと今でも思う。 しかし、NSPとしてのコンサートはもう無いという現実の今・・ 悔やんでも悔やみきれない・・ その時は正しかったのだからと自分を納得させるが、 後悔の二文字が心から離れない。
今ならこんなにたくさんのNSP仲間に囲まれ、 N友に会う目的もかねてコンサートを選択したはず。 しかしあの日はまだ一人で楽しんでいたNSPだったのだ。 思い出を含んだNSPだった。
過ぎた時を後悔するのは空しいだけなのはよく分かっている。 しかし、無理に納得させようとする自分が居ることを隠せない。
体育館の外に夾竹桃の花が・・ あの日の思い出を重ねて眺めた。 夾竹桃・・なぜか空の高みの方々を思い出させる花である。
|
|
|
|