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2006/07/22(土)
一本の鉛筆があれば・・
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この夏休み中息子が広島の「平和記念式典」に列席することになったので、その旅行の説明会を聞きに行って来た。
私は高校生の頃広島に行った事がある。 28年前のことなので楽しかった記憶も薄れつつあるが、 鮮明に映像を思い出せるものがある。
荒涼とした原爆ドーム・・ 資料館に展示してあった中身だけ焦げた弁当箱・・ 8時15分で時を止めたままの時計・・
この3点は絵に描けるほど鮮明に記憶に焼き付いている。 核とはなんぞや。 人の生み出したこの魔物は、大切な人や物をどのようにしてしまうか、衝撃が大きかった。 息子にも何かを感じてきて欲しいと思うが、余計なことは言わず本人の感受性にまかせようと思う。
世の中がなんだか怪しい・・ 人々の笑顔の裏にはいつどうなるか分からない不安がある。 ♪あなたの笑顔の裏にひそむ 不安や淋しさにに気づかなかったのは・・♪ こんな風にいつまでもNSPを歌っていられる世の中であって欲しいと願う。
戦争体験者が高齢になり直接体験談を聞く機会が無くなってきている。 それでも私たち年代はまだ、祖父母は苦労して生き抜いてきた人達であり、父母も子供だったにせよその時代を生きてきた人達である。 少なからず直接話しを聞く機会があった人も多いのではないだろうか。 今日の説明会で、旅行に引率してくれる市の職員、学校の先生みなさんが若く、自分のまわりには戦争体験者はいないと言っていた。 「今回の広島旅行は中学生のみなさんと一緒に、何かを感じてきたい」 と・・。 世の中戦争を知らない子供達ばかりになってしまった時が恐ろしい。
♪一本の鉛筆があれば 私はあなたへの愛を書く 一本鉛筆があれば 戦争はいやだと私は書く
あなたに愛を送りたい あなたに夢を送りたい あなたに春を送りたい あなたに世界を送りたい ・・・・ 一本の鉛筆があれば 8月6日の朝と書く 一本の鉛筆があれば 人間の命と 私は書く♪
by「一本の鉛筆」
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