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2006/06/19(月)
ヒメジオン
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本日義理の祖母の通夜だった。
昨日の朝祖母は自宅のベッドで息を引き取ったが、今の時代自宅で家族に看取られる人はとても少ないのに気づいた。 老衰ということもあるのだが、体になんの器具もつけられず、枯れる… 私も最期の時が来れば、枯れるように逝きたいと願う。 その時、何を想う自分であるのだろう…
息を引き取った祖母に白帷子を着せ、髪をとかし、軽く化粧をしてあげた。 普段は化粧などしない祖母であったが、どこかはんなりとしたように見えた。 血の繋がりはないが、私が白帷子を着せ死に化粧をさせてもらうのも不思議な縁である。 最期のお世話をさせてもらえて、私の心も温かくなった。
道ばたに咲くヒメジオン。 素朴な咲き様が、色白の祖母を彷彿とさせる。 ちょうど数日前に撮影したばかりの写真だが、レンズを向けた時「ばあちゃんに似ている・・」と思ったのも、今にしてみれば何かの知らせだったのかもしれない…
私は後何年生きられるのだろう・・ 神のみぞ知る…なのだろうが、最期の時悔いのない人生と思いたい・・ だから今心のままに・・歩く。
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