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2006/05/09(火)
新緑の頃
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仕事帰りのいつものドライブコース。 今日の景色は少し前とは全然違うことに気が着いた。
草が黄緑に萌だし、田には水が張られ田植えの準備。 田んぼで仕事をする人達の軽トラがそこにもここにも。 冬には裸で寒そうに立っていたはさ木も、黄緑の葉をまといはじめている。 夕方だというのに陽はまだ高く、西に傾きだした太陽だがまだまだ力強い。 景色全体が黄緑に染まる今・・ 春から初夏へ向かう今・・ 万物にエネルギーが満ちているように見える。
そんなプラスのエネルギーとは裏腹に、寂しい曲が頭に流れる。 「新緑の頃、君に語りかける」・・NSP天野さんの作詞作曲。
♪誰もがいつか 悲しみ受け止めて 神秘の森へ 一人で帰るだろう 新しい緑が枝に輝く頃 毛並みの良い猫が 君に語りかける♪
「朝には紅顔ありて 夕べには白骨と化す・・」 この言葉をいつも心の根底に貼り付けてある。 人とはそう言う無情な存在と教えられた言葉。 明日があるとは誰にも断言できない。 今日一日を過ぎれば、確実にあちらへ一歩近づくのだ。 だから後悔の無いように日々を過ごしたい。 不確かな未来より、今日の温もりを感じたい。 だから私は… だから私は走ってしまうのだろうか?
新緑の頃に限らず、青葉の頃も、紅葉の頃も、ずっとずっと君に語りかける…
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