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2006/05/26(金)
刻み込む
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夕方、仕事帰りの恒例のドライブ。 今日も迷子になりたくて、あちらこちらへと村道、農道を走ってみる。 迷子になるには村道や農道はもってこいなのだ。 なんと言っても、道標が何もない・・ 新緑の樹々の林、道ばたのカキツバタ、質素なのに何故か人目を引くシメジオン、ハルジオン・・ 何もかもが春を主張して、生命をほとばしらせている。 ナビのおかげで帰り道を見つけ、帰路につく。
帰り道の途中、何とも言えないステキな光景に出逢えた。 あんまりステキで言葉が出ない・・・ じっと見つめていると涙が溢れてくる。 心に刻みつけて家路についた。
すてきな光景に出逢えたのに、その後寂しくなるのは何故だろう…
♪はぐれないように いついつまでも たしかな今の 時をつれて♪
刻みつけるには、刃物が必要なのだろう・・ 刃物で傷つけられた痛みと引き替えにしてこそ、初めて刻み込まれるに違いない・・ 刻み込むとはそう言うこと…
バラが咲き始めた。 その姿の美しさを手元に置こうとすれば、やはりとげで血が滲む…
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