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2006/05/20(土)
土地の人間
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今日は夕方からオルゴールに行って来た。 久しぶりにマスターの顔を見ると心が和む。 いつもの常連のおじさん達との雑談も話が弾む。 新緑に囲まれ、珈琲を飲みながらの土曜の昼下がりはみんな気持がすがすがしくなるらしい。
我が家の山で採れる山菜の話しをしていると、マスターが 「mikaちゃん東京の人って思えないね、すっかり地元の人っていうかんじだね」・・と。 「よく、そこまで溶け込んだね。偉いわ」 と、お褒めの言葉まで頂いた。
「そうです・・ だって私はここに来るべくして来たのだから・・」 そんな言葉を飲み込んだ。
「朱に染まれば紅くなる」とでも言おうか。 覚悟を持ってこの土地に来て、今はここにいることが幸せなのだから、それはもう土地の人間なのだ。
オルゴールから帰って、出しっぱなしの五月人形をかたづけた。 今年は兜、鍾馗様に並べて、稚児人形を飾った。 実はこの稚児人形、私の分身なのだ。 結婚した時別居だったため、私の分身としてこの家に私が送ったものだ。 普段はしまっておくが、何かの行事の時に出すことにしている。 この人形も21才になったと言うことだ。 改めて分身を見るとやけに愛おしく、髪を丁寧になでてしまった。 来年、22才になるまでサヨナラだ。 年月の重みが、ズシリとやけに重く感じる。
♪人は黄昏年老いて 遠い想いに背を向けて 歩き疲れ泣き尽くす 誰の心を憎むより 悲しさ辛さ嘆くより 僕の愛を受け止めて いいね・・♪
今日の雨は一日ぽつぽつで、五月雨というには風情はない。 それでも五月に雨が降れば、NSPの「五月雨」が口から出る。
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