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2006/04/15(土)
夜桜
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高田公園まで夜桜を愛でに散歩してきた。 待ちに待った桜の開花に、たいそうな賑わいだった。
露店もたいそうな繁盛ぶりだが、食べ物屋がほとんどだ。 私が子供の頃の露天商と言えば、針金細工、べっこう飴細工などの技を見せる人達あり、七味唐辛子、バナナ売りなどの弁舌軽やかな人達あり、ままごと道具、水鉄砲などのおもちゃうりの人達あり、お面、ハッか砂糖、ヨーヨーなどの祭りならではの人達ありで多種多様だった。 アセチレンの光が幻想的で祭りを思い出に変える役割を果たしていたと思う。 そんな露店を持つ祭りにはもうなかなか出会えない。
夜桜の美しさ・・ 人はそれぞれの想いを持って見上げるのだろう… 頬を寄せて写真を撮っている若いカップル。 老齢なご婦人を撮る、老齢な紳士。 楽しそうに仲間とはしゃぐおばさん軍団。 千鳥足のおじさん軍団。 ママと赤ちゃんを撮る若いパパ。 肩組んで笑い合っている若い男の子達。 仲良しな女の子二人。 みんなそれぞれに笑顔で桜の下にいる。
私はただ美しさを堪能して来た。 何も考えず見つめるのもいい… 考えすぎてゼロに戻りそこから新たに考え始める。 今日はそんな境目の日。夜桜がふさわしい日。
♪誰かが落とした悲しみを 拾うことなど無いだろう。 お前が女であることは 俺の隣で泣けばすむ。 ・・・・ いつから泣き虫になったんだ 涙ばかり流してさ♪
夜桜の中で女性を感じる自分がいる。 桜のように一時の艶、かもし出せる女でいたいと思う。
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