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2006/03/12(日)
フランス軍中尉の女ならぬ・・・
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「フランス軍中尉の女」・・私を虜にした一本の映画。 20年以上昔の映画である。 主演メリル・ストリープ。この時から大好きな女優になった。 ちょっとした事で見るつもり無くこの映画を観たが、冒頭シーンから虜になり朝から最終まで何回も見た。(当時の映画館に入れ替え制なんてなかったから…)
一人の女が埠頭のはずれに立ち、海を凝視している・・
はかなく、強く、諦めと期待とを悲しみの中に背負って立ち待つその姿が忘れられない。
海に行くとどこを見るともなく見つめてしまう… そこに何が見たいのだろう。 分かっている・・ 記憶にしまい込んだ愛おしい瞬間、一つ一つをもう一度見たいのだ。 波に隠れていれば安心して取り出せる。
海に一人でいても淋しくない。 凪いでいる時はいろいろな想いがよぎり、波間に消えていく。 荒れている時は砕ける波に自分ものせて、砕けさせた方がいいものを砕く。 でも… やっぱり二人の方がいいね。
♪まわる おもいでまわる まわる 静かにまわる ぐるぐるとぐるぐると まわる おもいでまわる♪
メリル・ストリープの立っていた埠頭とは全然違うが、私には同じ気持ちになれたところ・・ 「フランス軍中尉の女」ならぬ「・・・の女」?
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