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2006/02/13(月)
樹の温もり
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本日高田晴天なり。 昼の抜けるような青空。 夕方の茜色に染まった雪山。 夜の輝く星、光る月。 雪が続いたここも、そこはかとなく春の兆しが見えてきたようだ。
雪が溶け始めるのは、樹の周りからだ。 息づく樹の温もりが雪に伝わると、凍りついた雪も溶け始める。 少しずつ地面が顔を出し始めれば、本格的春の到来となる。
何かのきっかけで、私の手はよく氷のように冷たくなる。 樹を抱けば、この手にも温もりが伝わるだろうか? 雪を溶かすその力で、私の手にも温もりを伝えて欲しい… 温かな樹、とても恋しい。 手に血の巡りが戻るのはもうすぐか? ♪春はすぐそこ♪と、じっと待つ…
今日はバレンタインデーイブ。 巷の店先ではチョコレートオンパレードだ。 私はもう何年もチョコレートなぞ送った事がない。 もっぱらおこぼれに預かり、チョコを食べている側だ。 今年もいつものようにチョコレートは誰にも送るつもりはない。 チョコレートに乗せて届けたい心。 瓶に詰めて海へ流そう。 いつの日にか潮騒と共に何処かの浜辺に打ち上げられるかもしれない…
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