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2006/11/28(火)
ダニーボーイ2
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昨日、時間がなくてあまりかけなかったので、続き。
「ロンドンデリーエアー」・・・ この曲は「ダニーボーイ」の曲名の方が知られているだろう。 アイルランド民謡をもとに作られたらしい。 歌詞もいろいろな訳がある。
私の好きな歌詞・・ とても古いものだが原詩に近いような気がして、とても気に入っている。
我が子よ 愛しの汝を 父君の形見とし 心して愛しみつ 今日まで育て上げぬ
古き家を 巣立ちして 今はた汝はいずこ 弱気母の影さえも 雄々しき汝には見えず
果てもなきかの道の あなたに汝はゆきぬ 空しき我が家を見れば 亡き父君思わる
足下の草むらより 立つはさえずるひばり ああ 我も強く立ちて 我が家の誉れをまもらん 訳詞 編曲 津川主一
古い言葉なのでわかりにくいかもしれないが、 由緒あるトーン家の未亡人の嘆きの歌とされている。
家を守る立場にある主人公の心中が、少なからず理解できる。 跡継ぎであろう息子への愛情・・ 帰ってきて欲しいと、願ってしまう弱い自分を奮い立たせる力の迫力。
子供は離れていってくれなければ困る・・ しかし、まだもう少し手元に置いておきたい・・ いずれ離れていってしまうのなら、少しでも長く・・ 一度離れたのなら、後は振り向かずに歩んで欲しい・・ これが母の愛。 戻る家をいつでも用意して待っているから。
平松さんの奏でるハープの音色は自信に満ちていて、この古い歌詞の品格を損なうことがない。 もし、聴く機会があったら是非聞いてもらいたい。
平松悟さんオフィシャルサイト・・試聴もできます。 http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Oak/4326/
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