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2006/01/24(火)
オルゴールのマスター
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夕方買い物の前にオルゴールへ立ち寄った。 夕闇の中で手招きしているぼんやりした灯りに誘われて…
ここのマスターは吸い取り紙のようなお人柄だ。 人の心から滲み出てしまうものだけ吸い取ってくれる。 「話したい事があったらオルゴールに来て話しな。誰にでも話しちゃだめだよ」 私が何か話したそうに見えたのだろう。そっとこう言ってくれるのだ。
なんて優しい言葉… マスターには見えているのかもしれない、私から滲み出てしまう行き場のない想いが… 滲みすぎて流れてしまいそうになったら、マスターに聞いてもらおうか。
帰り際マスターはこうも言った。 「人は目と目と合わせて、心を通じ合わせる。それが一番大切」と。 なんとマスターもNSPではないか。(マスターはNSPは知らないのだが)
♪目と目とがあって 感じあって たったそれだけの事で…♪
やっぱり私がオルゴールに行きたくなる理由は、ここにあったのだ。 マスターの煎れてくれる珈琲は、ほどよい苦みとマイルドさが基本。 人柄が表れている。強い主張のない味が、夕闇の灯りと似ている。 行くたびにマスターのお人柄に癒されている。 いつもありがとう。そのうちマスターにだけ聞いて貰うかもしれない…流れてしまいそうになったらね。 まだまだ大丈夫。大人だから…
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