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2010/10/19(火)
クマ
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最近、クマが山から下りてきて問題になってるけれど、 なんだかなあ・・・ ニュースを見ると「射殺」の文字ばかり。 確かに人に危害を与えて危ないのは充分承知なんだけど・・。
私の地元にも山の中だけに猟友会はもちろんある。 実際に熊に襲われる被害も出ている。
自分は特に信心しているものはないが、 昔読んだ手塚治虫のマンガ「ブッタ」。
その中の登場人物のアッサジは未来が見え、自分の死ぬ日を知っていた。 それも、アッサジのお父さんが猟師であったことから、 たくさんの生き物を殺した因果で自分は獣に引き裂かれて死ぬ、とわかっていた。 死の当日、飢えて死にそうな狼の子に自ら体を差し出し最後を遂げる。
この話は仏典とは異なり手塚治虫の創作らしいが、 いろんな意味で私の心にずーっとある。 昔からじいちゃんちには剥製が置いてあったことから 当時は結構いろいろ思いふけった。
人間の生活や身を守る為には役目もあり、しょうがないことなんだ、と 思ってしまえばそれまでだし、 かといって自分が今何か出来るか、と言えば答えは見つからない。
きれいごとだけで片付く問題ではないことも充分わかってる。
それでも・・・ それでもやっぱり殺さないで欲しい。
いつも心の中で「ごめんなさい。」としか言えない。 はがゆい思いを抱えるだけしかできないのが嫌だ。
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