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2010/10/31(日)
娯楽のための犠牲
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犬をはじめとする動物の感動話。 ノンフィクションで本当に感心感動することはもちろんある。
私が変人なのかもしれないが、 yukaがある犬物のマンガを買ってきて薦めてくれたんだけど 読む気が起きなかった。 何故かといえば、こういう動物もののストーリーは昔から苦手。 たとえフィクションであろうと良くも悪くも感情移入しすぎるからだ。 そうはいいつつもパラパラと流し読みしてしまった。 泣けた。 どちらかといえば辛くて泣けた。
本の帯を見ると映画化されると書いてある。 またか、とちょっと憤りを感じた。 人は娯楽のために動物を利用しすぎると感じるからだ。
いつの時代も子供と動物の純粋さは人々を魅了する。 それらを観たり読んだりして、 改めてペットや動物達を大切にしようと思う人は確かに多いと思う。 しかし、そんな風に動物を心から大切に出来る人ばかりでないのも事実。 動物を人間のいいように感動を作りだす産物にしてしまう結果、 安易にペットを迎えて、想像していたものと違ったといって 軽くペットを捨ててしまう人も多いのではないか?
メディアを通じて人々の目にふれる動物の姿が、人間にいいように描かれすぎる傾向もあると思う。 ペットを心から愛している人からすれば、そういう作品を見ても「あ〜感動した!」で済む話かもしれない、 反面、美化しすぎて現実に追いついていかない人もたくさんいると思う。
私も家族に猫も犬もいるから、 実際、ニュースなんかでペットの話を聞けば嬉しくもなったり悲しくもなったりする。 もちろん、ほのぼのとした話ばかり聞けることが一番いいことなのだが・・・
ただ、「こんなはずじゃなかった。」と捨てられたり、虐待をされるペットが増えて欲しくないと願うばかり。
近所のお散歩でよく会うパピヨンくん。 今の飼い主さんが保健所から引き取ったのが生後4ヶ月。 元の飼い主にウンチが臭いから、という理由でビニール袋に入れられてウンチまみれで保健所に捨てられたそうだ。
想像を絶する理由で捨てられる子がごまんといる現実がある。 これも事実。
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