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2008/03/07(金)
言葉はそう無力だから、だけど時に強いから
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作詞を始めて、今年で十年。
その間に本当に色んなことがありました。
両親の離婚とか 母親の入院とか 自分自身の不登校とか
他にも語り尽くせないくらい、沢山のことがありました。
本気で死にたいことなんて多々ありました。
作詞をする人間としても、
数えきれないくらいのスランプを超えて、無論その度にもっといい詞が書けるようになった。
残念ながら十年目のいま丁度大きなスランプに差し掛かっています。これを超えればもっといい詞が書けるようになるんだと思うと、そのスランプさえちょっといとおしくなるのが不思議。強くなったんだな私。
私が書いた詞の中で、音楽として成り立ったものは四つあります。
知り合いの歌手の方に差し上げた『メトロポリス』と『rasen』。
RAQtt1st LVEで歌った『Natural type』と、次のLIVEで歌う『youth』。
rasenは、詞自体も凄く好きなんですが、曲も好きです。いつか自分で歌いたいなって思ってるくらい。
その知り合いの歌手の方、遠藤さんという大分年齢高い方なんですが、この方が出したファーストアルバムに、雪平が書いたこの二曲が入っています。メトロポリスなんてラストトラックです。本当に光栄でした。
なによりも嬉しかったのが、rasenやメトロポリスを聴いてくれた方の声でした。
雪平の知り合いがrasenを甚く気に入ってくれて、ご自身で撮影された八丈島の綺麗な夕焼けの写真にrasenの歌詞と雪平の名前（当時の芸名である「宮藤翼」）を入れて、雪平に贈ってくれました。
頂いた写真は、未だに机に飾ってあります。
辛いとき、なにかあったときにそれを見ると、本当に励まされる。私には生きる理由がある、と実感させられる。
メトロポリスは…
正直な話、ファンの多い曲です。
本当に幅広い世代の方が聴いてくれて、皆さんがあの曲に涙してくれた。
勿論遠藤さんのつけてくれた音や遠藤さんの声って凄く大きいんですが、詞って楽曲の核を担う存在ですから。
一度遠藤さんのLIVEに行かせて頂いて、その場で聴いたんですが、皆泣いてるんですよ。自分の書いた詞で。当時14歳の小娘が書いた詞で。自分の書いた詞にそんな力があるなんて本当に知らなかったから、驚いたと同時に本当に嬉しくて…こうして誰かの心に残っていけるなら、なにがあったって詞を書き続けようと想った。なにがあったって、誰かの心に届く言葉を…。
そんな決意からもう四年が経つんでしょうか？ 時間の流れってあまりに早すぎていまいち分からないんですが。
いまは、伝えることの難しさを実感しながら、それでも、書くことをやめずにいます。
なんでだろう？
多分、
好きなんだよね言葉を探すのが。
次のLIVEで演奏する『youth』。
爽やかで明るくて前向きな曲に仕上がってます。いまの雪平に音をつける能力は正直あまりないので自信がないんですが、詞に関しては自信を持って皆様にお出し出来ます。
RAQttの音楽を、楽しむための音を、皆様是非聴きに来て下さい。ステージの上で、お待ちしてます。
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