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2009/10/14(水)
明日アねーぞ
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やはり、浜降祭日記編纂に協力している南湖のTさんから 聞いた話なのだが・・・・・
「明日あーねーぞ」の意味は、今のようにあちらこちらと他所の お祭りに担ぎに行くようなこともなく、神輿を担ぐのは、地元の お祭りだけだった頃・・・・・、 宮入までとことん担げ、「明日アねーぞ」と気合を入れる掛け 声かと思っていた。
今でも宮入のときなんかに、これで終わりだぞ、明日ア ねーぞという意味でつかう掛け声のひとつになっている。
ところが、本当の意味は、違うんだそうです。戦時中のことで 「明日の命は、ねえかもしれねえ」「明日はどうなるか分らねー ぞ」と云う意味を込めての「明日アねーぞ」なんだそうです。
浜降祭の午後に、南湖の浜で「御幣参り」が行われるが、 その昔、南湖三社は神輿を担いでお参りに行ったそうだが、 その場で役場の兵事係の人が赤紙(召集令状)を配ったん だそうです。
みんなが集まっているから、効率的に配れると思ったのか? なんとも無粋な話だが、みーんなシーンとなってしまったそうです。 誰からともなく「明日ア・・・」と声があがり、「明日アねーぞ」 「明日アねーぞ」の掛け声で神輿を担いだんだそうです。
赤紙をもらった人は涙を流しながら担いでいたかも知れませ んね、なんと言っていいか・・・複雑な気持ちになってしまいま した。
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