|
2008/02/23(土)
イージス艦のニュースを聞いて(その2)
|
|
|
その後いろいろと判ってきたが、どうも爺が体験した 艦橋の光景とは違っていたようだ。
当直が交代した直後に衝突が発生しているが、寝起き 直後で目が慣れていないとか、周辺状況が十分に把握で きていない緊張感が高まる前だったのではないか?
ハワイ沖からの長い航海が終わりに近づき、最後の当直 が終われば、接岸、上陸と・・・・安堵感みたいなものが艦橋 にただよっていたのかも知れない。
漁船団の航路を横切り、その先では浦賀水道を通過して 横須賀港へ入港という、重要な局面をむかえる直前に交代 などしないで、房総半島のはるか沖合いで当直を交代して 危険海域に入る頃には、”目も身体も慣らして体調が万全” といった状態にもっていくべきではなかったか?
品質の世界でポカミスが発生しやすい状況として、は・ ひ・ふ・へ・ほ、というのがある。 は初めて・ひ久しぶり、ふ不平・不満、へ変化点、のこ とで、今回は、「へ」が該当するのではないかな? 製造現場などでも、昼夜勤務交代時とか人が代わった時 とか、変化点は要注意と言われている。
相互に見張りの義務があり、漁船側にも判断のあやまり があったようにも思えるが、当直士官以下、下士官・兵に いたるまで、たるんでいたとしか思えない。
体験航海で、レーダーに無数の点が映っているあの混雑 で有名な海の銀座「浦賀水道」を見事な操艦で乗り切って いた艦橋の雰囲気を知っている身としては、多数の漁船群 が往来する海域に来てまで、自動操縦を続けていたとか、 聞こえてくる今回の操艦振りは残念に思えてならない。
|
|
|