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2007/05/30(水)
109シネマズ明和で映画
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「俺は、君のためにこそ死にに行く」を観た。 「硫黄島からの手紙」同様、かわいそうで、観ていられないのでは? と思い、今まで観に行かなかったのだが・・・・・。
男たちの大和、出口のない海、最近、このテの戦争映画が目立つが、 製作者の意図するところは何なんだろう!?
いずれも、思想的なものは感じず、「こうい悲惨な戦争があった」 「このように死んでいった若者がいた」事実・・・・・を客観的に伝えて いる気がする。 今回の「俺は、・・・」は「靖国神社で会おう」の台詞が多くて、 慎太郎の意図は?・・・・・なんとなく想像したりしたが・・・・・。
特攻ものは、海軍飛行予備学生を描いたものが多く、鶴田浩二主演の 「雲流るる果てに」が草分け的な映画で、以降は、この映画と基本的 には変わらないストーリーが多かった。 今回は知覧の陸軍航空隊が舞台である。
何本もの似たような映画を観てきているのだが・・・・・映画館に足が向く のは・・・・・今までの映画は、当然のことながら、自分より年上の俳優・・・ ・・鶴田浩二などは特攻隊員経験者・・・が演じるものだった。 だから、一番の興味は、最近の若い俳優が特攻隊員をどう演じるか? である。それと特撮技術の向上やCG映像などを駆使して、臨場感の あるものになっているのと、戦艦や飛行機が本物を再現していることも 興味のひとつだ。 また、古い映画に比べて、家並みや、風景、店の中、衣服、など、 当時の生活が、時代考証に基づいて、丁寧に再現されている。
「君を忘れない」の木村拓也なぞは、格好よすぎて、スポーツ選手で も演じているみたいで馴染めなかったが・・・・・ 今回の特攻隊員役は、徳重聡、窪塚洋介、筒井道隆らだが、出撃前の 隊員たちの測り知れない苦悩や思いを見事に演じていた。 隊員から母のように慕われた鳥濱トメ役の岸 恵子は・・・・・(トメさん 本人の映像を見たことがあることもあって)なんか、美人過ぎるというか もう少し素朴な感じの女優にやってほしかった。
「観に来てよかった」と思う映画でした。 水曜日はレディースデイなのかな?女性客が多かった。
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