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2006/12/13(水) 映画 武士の一分
 寅さんで知られる山田洋次監督による、藤沢周平の時代小説
映画化の第三作である。
 なんと言っても、木村拓哉がいい。盲目の武士を見事に演じていて、
単なるアイドル俳優ではないことを実感した。
 また、新妻役の宝塚出身、壇れいの美しさ、下男を演じる笹野
高史(釣りばか日誌の社長付き運転手役)のうまさには脱帽だ。
いい味をだしていた。

 武士の一分を通すための決闘シーンも見ごたえがあった。
 敵役の坂東三津五郎の所作や貫禄には及ばないにしても、盲目
の剣士という難しい立ち回りを、若々しい必死の姿勢でこなしていた。

 剣さばきもなかなかのもので、凄愴の気があって、眠 狂四郎
を演らせてみたいと思った。

 木村が演じる三村新之丞という侍は、東北小藩の下級武士で、
お毒味役を務めている。
 こんな勤めからは早く隠居し、道場を開きたいなどどと新婚の
美しい妻に語りかける。
 先代からの下男と三人の、思いやりと笑いに満ちた生活が続いていた。
 しかし毒見による食中毒で新之丞が失明するところから悲劇に一変する。

 家名と禄高を守るため、親戚にも勧められて・・・
 妻は上司の家に頼みに行き、その上司にだまされて・・・・・

 新之丞は妻を離縁し、彼女のために・・・武士の一分を通すために
藩内きっての剣の使い手、島田との決闘を決意する。

 そして、盲目でも勝てる術を、緒形拳が演じる剣道の師匠に
猛特訓してもらい会得する。

 そして決闘!!・・・・・。

 下男と二人の生活がしばらく続くが・・・・・
やがて下男の気配りもあり、妻は戻ってくる。

 決闘後に新之丞が切腹したり、妻が自害していた。・・・・・なんて
結末にもできるが・・・・・

 煮物の味で妻が帰ったことを知るラストの展開は、誰もが期待
したものだったと思う。

 平日の割りに大勢の観客だったが、男性は2・3人で木村が
目当てなのか?大部分は女性客だった。
 でも藤沢周平ファンにはお勧めできるいい映画だと思います。
見終わってすぐに、もう一度観たいと思いましたから・・・・・。

詳しく知りたい方はこちらから
http://event.movies.yahoo.co.jp/theater/ichibun/story_01.html


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