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2008/02/29(金)
ダンボールいっぱいの無限の時間
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みかん。
親指でズボって穴をあけて、 そこから剥く。
つながって剥けると、気分がよい。
剥き終わる頃には、 手がみかんのニオイでいっぱいになる。
「フサ」のまわりの白いヤツも、 気分でちょっと、とってみる。
ひとふさ、またひとふさ。 すぐ無くなる。
もう一個たべようかな。
手に持ったとき、ちょっとやわらかい方が甘いとか、 硬いとすっぱいとか。 根拠のない、そんな自論ももっている。
ああ。 僕は今まで、いくつのみかんを食べたのかな。
神様が叶えてくれる願いが1つだとしたら、 何を願うかは、なかなか決まらぬ。
でも、もし、叶えてくれる願いが10コだとしたら、 その1つに、 今まで食べたみかんの個数を、正確に教えてもらおう。
みかんの箱を見に行くと、 箱いっぱいにあったみかんは、 残りわずか。
春かな。
みかん。 君はどれだけの手を黄色に染めたのだ?
よこち
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