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2007/09/20(木) 感覚が蘇るキッカケと、その感覚に入るキッカケと
木造2階建ての校舎の建替えが始まったのは、
小学3年生の頃。
鉄筋コンクリート4階建ての新しい校舎に
通学し始めたのは小学4年生の頃だ。

3階までは、普通の教室で、4階は、
音楽室とか放送室とか、特別な教室が配置されている。

4階へは通常、行く目的も理由もないから、
ほとんど誰もいない。

その頃僕は、校舎の4階を何か特別な空間に感じていた。

新しい校舎が建った4年生の頃から僕は、
放課後毎日、トランペットを吹く為に、
4階に通うようになる。

ただでさえ、放課後だから残っている生徒は少なく、
僕らの集団以外、4階には誰もいない。

練習が始まれば、クラリネットやサックス、
フルート、トロンボーンなど、いろんな音が発生する。

授業は終わってから練習が始まるまでの間。
時間にして約30分。
その限られた時間に、
僕が誰よりも早く音楽室に着くと、
そこにはソレが在った。

その頃、そんな言葉も意味も知らなかったが、
その感覚はリアルに覚えている。

何の動きも感じられず、
時間が動いてる事さえ疑わしい。

空気は凄く澄んでいて、
かすかに聴こえる音といえば、
帰宅中の生徒の声や、校庭の運動部のかけ声。

その、かすかに聞こえる音が、何かのキッカケで、
突然まったく聴こえなり、「限りない無音」となる。

その瞬間、もの凄いスピードで「どーん」と
果てしない世界が広がっていく感覚。

その感覚は怖かったのだけど、
怖いもの見たさって、よく言うでしょ。
まさにそれ。
怖い反面、その感覚になる事を僕は望んでいた。

なんか、ちょっとおかしな事かいてるかも。
おかしな事をニッキに書くと、
「何かあったの?」とか言われる事も多々あるが、
いや、別に。常に何も無し。

ただ、秋の夜中にニッキを書こうとパソコンを開いた
僕の耳には、虫の音しか聴こえなくて、
そうしたら、その感覚を思い出したのだ。

小学生の僕が初めて感じたその感覚。

「静寂」

よこち


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