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2007/09/15(土) 「急がばまわれ」とかの前にサ、なんで急ぐか?そこらへんハッキリさせないとね。
僕の足が自転車のペダルを一回蹴るたびに、
感じる事がある。

「おれ、結構、鍛えれたのではないか!?」

あからさまに成長しているように思えるのは、
気のせいだろうか?

自転車に乗る僕は、毎日、車と勝負しているのだ。
以前とは、顔にあたる風が違う。
そう。それくらいのスピードを手に入れたと言いたいのだ!

が、しかしだ。
本当にどれくらいスキルアップしているのか、
たしかな数字が知りたい。

そこで、緊急企画。
「帰宅時間、最速を狙え!」
を実施する事に。

普通に走って15分の道のり。
がんばって10分だ。

今の僕は、8分だいを十分に狙えるハズだ。
もしかしたら、夢の7分だいも可能か!?

閉店後、シャッターを閉め、自転車にまたがる。
最速を目指す僕は走り出す。

走り出しからギアをどんどん上げ、すぐにトップギア。
いつものトップスピードになるが、
それでも僕の自転車の加速は止まらない。
これでもか!これでもか!
と自転車のペダルを蹴り続ける。

思えば、これほど自転車を必死に走らせた事があるのだろうか?

すでに70%の距離はクリア。
良いペースだ。8分だいは間違いないだろう。

そんな余裕が心にスキをつくったのかも知れない。
いつもはまったくひっかからない信号につかまる。

「しかも、長いじゃん!!」
そう、長いのだ。ここの信号。
痛恨のロスタイム。

やっと青だよ!
ロスタイムを取り戻すべく、再スタート。
が、「罠」とも言うべき、過酷な戦いはここから始まる。

信号で一度休んでしまった体は、
それまでの全力疾走の疲れに蝕まれていたのだ!!

故障したのかと思うほど、ペダルが重い。
息が苦しい。スピードが上がらない!

「負けぬ」

必死。ほんとに必死。
人に見せられないよね、って位の必死な顔で
ペダルを蹴る。

そんな恥ずかしい顔の僕の視界に、
やっとゴールが見える。

10メートル。
5メートル。
3メートル。
あと1蹴り!!

ゴーーーーール!

よくがんばった、自分。えらいよ。
たとえ、良くないタイムだとしても、
僕は自分を誉めるよ。

とはいえ、なにげにタイムにも自信ありだ。
期待を膨らませ、腕時計に視線を移す。

現在時刻を腕時計で確認する前に、
もう一つの重要な事実を理解する。

「出発時刻、確認してないね、僕」


さて、お知らせ。
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店頭で無料配布中。
詳しくはニュースを。
早い者勝ち!!

よこち


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