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2007/05/26(土)
それでも、そうした事に、一点の悔いも無し。
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僕は立ち尽くす。 悲劇の真ん中で。
ただ、「それ」だけのつもりだった。 「それ」だけなら大丈夫だと思った。
僕を待ち受けていたのは、 あたりあまえという「現実」
ちょっと考えればすぐにわかったはずが、 自分の欲求を抑えられない僕は、 そこに気が付けない。 いや、正しく言えば、気付かぬふりをしていたのだ。
僕は、「それ」の為なら、他の事なんてどうでも良かった。 ただ、「それ」が大事だった。
夕方。 僕の斜めうしろにある「棚」 それを移動したくなる。 距離にして、たった1メートル弱。 「あー。どうしても動かしたい」
思いついて3分後には開始。もう夕方なのに。 移動するには、棚を軽くするべく 中にあるものを一度全部外に出したりする。 「よーし!やってやる!!」
気が付いた時、時はもう閉店時間。 書類と事務用品とパソコン用品と。 そう。無限とも思える数の「物達」に囲まれていた。
ゴールも見失い、来た道も憶えてない。 進み方も、戻り方もわからない。
「あまかった?」
僕は立ち尽くす。 悲劇の真ん中で。
よこち
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