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2007/02/27(火)
コンパクトディスク
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今思えば、 中学生の僕はいろんな意味で 今までの人生の中で、 もっとも中途半端で不安定だった。
人と違う事、反発する事のみが 僕のステイタスであったが、 それをどこまでも貫いていたのかと言えば、 そうでもない。
ほんとに中途半端で不安定。
なんとなく同じような仲間とプラプラしたり。 なんとなく、いつもどこかに溜まっていた。
いつも泊り込んでしまう家があった。 泊まるというよりは、気が付くと寝てた。 数人がそこらへんでゴロゴロ、ぐったり。
そんな環境だから、けして、ゆったりなど 眠れはしない僕の耳に、 朝方、決まってかけっぱなしのCDが聞こえてくる。
そしてまた、ケダルイ一日へ突入する。
今日、とあるコンパクトディスクを聞いて、 急にあの頃を思い出した。
別に懐かしむ訳ではなく、 あの頃の無駄な情熱を思い出したのだ。
あんな無駄かと思った毎日でさえ、 すばらしい日々である事に、今頃きがつく。
その、とあるコンパクトディスクの音の中、 僕は、何かを取り戻した。
よこち
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