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2007/10/18(木)
暗闇に光るその正体
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ちょっと用事があって、電車にのる。 とはいっても、地元の路線にだ。
その路線に乗るのは、いつ以来だろうか? 学生の頃住んでいた街の隣の街に、今は住んでいるから、 電車に乗る時も、その路線は使わないのだ。
そこで、驚愕の事実を知る。
僕が乗ろうとした駅は「無人」の駅。 都会の人は知らないと思うが、 地方では主要な駅意外は無人の場合がある。
そう。 確かに、今日も昔と変わらず、その駅は無人。 切符を買おうとしても、誰も居ない。
だから改札も通らず、地下道を抜けると、 そこにはホームがある。 駅の外から直接ホームに行くのだ。
誰も居ないって、すごいシステムだな。 なんて思いながらホームに入ろうとしたその時。
僕の視界に不思議な機械が入ってくる。
「ん!」
なんとそれは、「携帯で電車に乗れるシステム」 そんな!いつのまにこんなシステムが僕らの街に!
誰も居ない駅のホーム。 周りは真っ暗。田んぼが多し。
そんな駅に携帯システム。 ある意味、とっても都会派。 未来都市だ。
「携帯システム」を使わなくても、そこを通過し、 電車に乗る事は可能であったが、
僕は迷いもせず、ほとんど使った事のない、 僕の携帯の電子マネーを使う。
機械に携帯をかざすと、 僕の携帯はバイブレーションしながら怪しく光る。
それを見ながら、 僕らの街に風が吹くのを感じる。
「ああ。僕はこんな未来都市に住んでいたのだ」
よこち
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