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2006/04/08(土)
突然。
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家まであと100メートル。絶好調のイエローの愛車、ビートル号のエンジンが突然息をつき始めた。 アクセルを踏んでも全然ふけない。つーか、エンジン停止。そのままの惰性で路肩に停車。
今は事務仕事一筋の自分だが、一応バイク屋。しかも、車の修理屋勤務経験者だ。 悲しい事に、ビートル号のエンジン停止の理由はあらゆる状況からみて 瞬時に判断できてしまった。総合的に判断して、間違いない。 「ガス欠」だ。 つーか、目の前の燃料メーターが「0」だし。誰でも瞬時に判断できるって。
「あーめんどくさい。」
いろいろ考えたが、捨てる事にした。これも運命さ。ここでお別れだ。 ビートルから荷物だし、背負って家まで歩きだした。後は決して振り返らない。 家に帰ったオレに「車はどーしたの」と家族が問いかける。 「あーアレか、捨ててきた。」とさらっと言い、夕食を食べ始めた・・・。
・・・なんて、妄想にふけている場合ではない。 とりあえず家に歩いて帰り、「うわーガス欠だー。」とさわぐ。いそいでガソリンスタンドに電話。 閉店10分前の店員に「すぐ行きます!待っててください!!」と嘆願。 どうにかガソリン購入。ビートル号に注入。ビートル号復活!
納車の時お客さんによく言う事がある。 「ガス欠は注意してね。エンジンかかりにくくなっちゃうし、キャブにタンクのゴミが入る事多いし、 なんたって、バイク、動かなくなっちゃうからね。良いことないよ。早め早めで給油してね。」
誰か、オレにも言ってくれ。
ちなみにこの写真のお客さん、本日納車。タンク交換もしたから、もちろん自分は言った。 「ガス欠注意してくださいね。」
「日々成長」ここにたどり着けず、今日も「日々失敗」で終わる。 しかも、その事があまり気にならない。そんな大人に育ってしまった。
よこち
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