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2006/04/14(金)
オーナーキック
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「オーナーキック」とは。
そのままだ。そのバイクのオーナーがキックでエンジンをかける事だ。 もちろん、正式にそんな言葉はない。勝手に自分がそう言ってるだけだ。
「オーナーキック」あなどれない存在。
バイクは一台一台「クセ」がある。古いバイクは特にそうだ。 エンジンのかかるポイントがそれぞれ違う。
気合をいれて何度もキックしてるのにかからず、踏み込む場所を探すため、 かるく踏んでいる時にエンジンがかかってしまう事があったりする。 踏み込む場所のタイミングだったり、強さだったり。そんなトコが違う。
そのバイクを診断すれば、その理由はわかってくる。 故障だったり、キャブレター、マフラーのクセ、点火系の問題等々。
しかし、こんな難しい事を知らなくても、バイクオーナーはちゃんとわかっている。 今、自分のバイクはこうすればエンジンがかかるぞ、って事を。 もちろん、キックでなくても、セルでエンジンを始動させるバイクも同じ。 エンジンの始動だけではなく、エンジンのふけ具合、走ってる途中の事とか。 オーナーは自分のバイクの事を良く知っている。 調子が悪かったり、調子が良かったり。そこに一番初めに気がつくのもオーナーだ。 いつもと違うぞ、って。
まさに、バイクとオーナーとのコミュケーション。「絆」だ。
この写真のショベルヘッド。出発の時に、「なんかおかしいな?」と言って、 キャブを自分で調整して走り去っていった。
「オーナーキック」 オーナーとバイクとの絆の言葉。
よこち
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