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2006/12/04(月) その空の下、想定外の事情。<前編>
その日、とにかく、観覧車にやっつけられた。
しかも、2回もだ。

ホットロッドショー前日。
その日、朝3時30分には起きていたから、
非常に眠かった。
会場への搬入を終え、ちょっとした用事をすませ、
昼ごはんを食べた後の僕らの状態。

虫の息。

いつでも眠れるコンディション。
もし、ベットがそこにあるのならば、
僕は凄いスピードで、毛布に溶け込むだろう。

そんな中、僕らは男4人で、観覧車に乗る。
なぜ、乗る事になったのかさえ、
憶えていないくらい、眠さは極限。

チケットを買い、観覧車のもとへ。
係員に従って、観覧車に搭乗。

そして、乗ってから気がつく。
「あ、この、みなとみらいの観覧車に乗るの、
夢だった!」

が、時すでに遅し。
記念すべき、夢の観覧車。
よりによって、こんなコンディションで、
男4人。

不覚。
悔やんでも悔やみきれず。

乗ってしまったのだから仕方ない。
気を取り直して楽しもうとした直後。
また気がつく。
「あ、オレ、観覧車、結構ニガテ。」

別に高いところが嫌いな訳ではないのだが、
観覧車に関しては、非常に恐怖を感じる。

観覧車の取り付け部分や、
真下の骨組み達が、信用できない。
どくとくのゆっくりしたスピードが、
余計に怖さを増すのだ。

あー怖い。あー怖い。あー怖い。

観覧車の楽しみ、景色を見る事なんて、
ちっともできやしなかった。

最悪のコンディションの中、
男4人で、恐怖だけをかみしめた、
夢の観覧車。

この季節らしい澄んだ青空の下、
僕は観覧車にやっつけられる。

2回目のやっつけられ話は明日につづく。

よこち


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