Smomo’s Flower Diary
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2009年6月
前の月 次の月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
最新の絵日記ダイジェスト
2020/05/03 バロン・ジロー・ドゥ・ラン
2020/05/02 マダム アルフレッド ドゥ ロッジモント
2020/05/01 ジ・オルブライトン・ランブラー
2020/04/30 カラ−・オブ・ジュピター
2020/04/29 ザ・ジェネラルズ・ガーデナー

直接移動: 20205 4 月  20175 月  20169 8 2 月  201512 11 10 8 7 5 4 3 1 月  201412 11 10 9 7 6 3 月  20139 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201211 10 9 8 7 6 5 4 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 月 

2009/06/12(金) サガンとロバート・ハインデル展
毎週ビデオに取って見てる「美の巨人たち」。
先日のはロバート・ハインデルの「メシアを待ちながら」だった。
この絵を見たら 油絵のタッチが自分の好みだったので
最終日までには見にいきたいと思ってた。
今度の日曜で終りなので 今日映画を見た後で行くことにした。
映画は「サガン-悲しみよ こんにちは-」だ。
この作品を 青春時代だったと思うのだが 
朝吹登水子氏の訳で読んだ記憶がある。
そのサガンの作家デビューする頃から死までの半生記を描いている。
18歳での処女作「悲しみよ こんにちは」はベストセラーになり
若くして名声と富を手にするが 次第にアルコールとクスリに依存するようになる。
2度結婚するが離婚し 子供ともうまくいかなくなる。
私の中では「孤独よ こんにちは」のイメージだ。
ひとは独りでは生きられないと思う。
愛する人や家族 温かい繋がりの中で生きてるのでは。

映画を見た後 代官山にあるヒルサイドテラスの
「ロバート・ハインデル展」を見にいった。
初めて生で見たが 筆のタッチや色使い。。。
とても好きだ!
現代絵画で こんな風に好きな作品に会えるのは
私にとっては稀だ。 
テレビで見た「メシアを待ちながら」は現物は見れなく
シルクスクリーンだった。
それは行く前から分かってたことだが やはり本物を見てみたかった。
ロバート・ハインデルは有名なイラストレーターだったが
英国ロイヤル・バレエ団のバレエを見てから
ダンサーたちをモチーフに絵を描き始めたそうだ。
そのバレエにはマーゴット・フォンテーンや
ルドルフ・ヌレエフが出ていたんだから
然もありなん!
彼は「現代のドガ」と言われている。
油絵だが キャンバスやボード ミラーボードなど
いろんな素材に描いていた。
もちろんだが その素材によって描いた表情が違ってた。
2回も見た後 更に見たくて 好きな作品をジックリ見てまわった。
今回はミュージカルの「キャッツ」や「オペラ座の怪人」を描いた作品も
数点展示されていた。
「キャッツ」の「ヴィクトリア、ザ・ホワイトキャッツ」は日本初公開で
とても素敵だった。
グレイやブルーの混じった背景に白い猫の姿のダンサー。
シャープな線に滑らかな曲線が加わり 
猫の持つ質感を描く筆さばき。
素晴らしい表情。
ダンサーたちの躍動感や息吹が伝わって来るようだ。
いろんな作品を見てきたが 好きなのは
「ダンサー イン ブラック オン ブラック」
「ブルー・シンフォニー」と「リハーサル・スタジオ」。
「ダンサー イン。。。」は半分以上が黒で
上は肩から上部 下は足首ぐらいから下部。
でも 黒の部分が描いてないのに存在してるようで
彼の絵の深さに見入ってしまった。
「ブルー。。。」と「リハーサル。。。」は
シルクスクリーンだったが 色使いがとても素敵で
油絵で描かれた実物を見てみたかった。 
きっと素晴らしい作品に違いない。
ほかにも「ダークネス&ライト」「イントゥ・ザ・ダーク」
「ダンス・オブ・パッション」など
メモってきた以外にも素敵な作品が多かった。
今回はバレエダンサーの吉田都を描いている作品が幾つもあった。
残念ながら 2005年に肺気腫で既に亡くなっているので
新しい作品はもう見ることはできない。
1997年に講談社で「ロバート・ハインデル作品集」を出版しているから
見てみようと思ってる。
絵を見た後 代官山から恵比寿まで歩いたが
オシャレなお店が幾つもあり 覗いて見たかったが
遅くなるので断念。
今度はもう少しユックリ来てみよう。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.