Smomo’s Flower Diary
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2009/12/12(土) セバスティアン・サルガド アフリカ展
昨日の夜 東京に戻ってきて 朝行くのは辛いので
お昼ご飯を食べてから出かけた。
恵比寿にある東京都写真美術館で行われている
「セバスティアン・サルガド アフリカ」
-生きとし 生けるものの未来-展は
少し前に日曜美術館でやってて 是非見てみたいと思ってた。
明日が最終日なせいか それとも土曜日なためか
とても混んでいた。
サルガドはブラジル生まれで 奥さんが持ってたカメラを使い始めてから
撮ることに目覚めたとのことだ。
国際的フォトジャーナリストとして知られ
貧困や紛争の中で生きる人たちを撮っている。
アフリカ展は100点ほどあり 紛争の国の人々の作品が多く
どれもその悲惨さを余すことなく伝えていた。
子供たちの目が その全てを物語っていて
胸が締めつけられるようだった。
また広いアフリカの大地や そこに生きる動物たちに注ぐ愛情を感じる。
先進国では繁栄し 沢山の食料が廃棄されてるのに 
片や途上国では飢餓に喘いで 命すら危うい生活を強いられてる。
紛争が勃発し 難民とならざるをえない人々。。。
過酷な運命に翻弄され 未来への希望すら失いそうになる人たちに
私たちはいったい何の手助けをしてあげられるのだろうか。
展示されている写真を全部見てから
気になった作品を戻ってまた見続けたが
深くてもっと見ていたいと思った。

作品の中で 一番見てみたかったのは
93 エチオピア空軍のミグ戦闘機からの機関銃攻撃を避けるために、
夜通し歩き、カレマ・キャンプに到着した何千人もの難民たち。
疲れきった難民たちに神々しいまでの朝陽が注ぐ場面は
静謐ささえ感じる。
この注いだ朝陽はあっという間に消え去ったそうだが
その一瞬をサルガドが切り取ったものだ。

73 カッサラ近くのワド・シェリファイ・キャンプに到着した、
瀕死の息子を抱いたエリトリア難民。
骨と皮だけになるまで痩せた息子を抱えた父親の表情が
悲しさを通り越していてとても辛かった。

見終わったのは3時過ぎだったが 入りきれなくて
入場制限されてて 沢山の人達が列を作っていた。
そういえば 途中で入場制限してるって
アナウンスがあったが まだ続いていたのだ。
今日の写真展はいろいろ考えさせられた。
明日で終了だが 沢山の人にもっと見てもらいたい!
作品集は特に気に入ったときにしか買わないのだが
今回は躊躇わずに購入。
少し小さめの判の写真集だったが残念。
金額が高くてもいいから 大判のが欲しかった。
美術館に行く途中には 壁に大きな写真があり
そのうちの一枚は ロバート・キャパの作品だった。
第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦時のもので
「オマハビーチ Dデイにノルマンディー海岸に上陸するアメリカ部隊」だった。
この兵士はその後 生きて故国に帰れたのだろうか。。。

エチオピア空軍のミグ戦闘機からの機関銃攻撃を避けるために、
夜通し歩き、カレマ・キャンプに到着した何千人もの難民たち。


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