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2009/10/02(金)
映画 秋桜(コスモス)
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先日テレビでやってた映画を録画した「秋桜(コスモス)」。 1997年のすずきじゅんいち監督の作品。 この監督の作品は「マリリンに逢いたい」などだが ほとんど見てない。 この「秋桜」も全然知らなくって 映像を見て 初めてエイズに関する映画だと知った。 HIVに感染した主人公と親友が 周囲の偏見や差別と格闘しながら 強く生き抜こうとする物語。 主人公を演じる小田茜が健気で それを支える親友の松下恵が良い。 輸血でHIVに感染してしまった17歳の少女が 学校や世間の冷たい視線と戦っていくのがいじらしい。 家族や親友の励ましと支えで 明るく生きようと努力するのだが 病魔は彼女の身体を蝕んでいき やがて死を迎えることになる。 場面 場面で流れるオルゴールの音が悲しく聞こえる。 このオルゴールは 彼女達がタイムカプセルから掘り起こした物で 秋桜というテーマソングです。 何度も涙が流れてしまい 泣けてしまった。 主人公の明子が 「私死ぬのが怖い。怖くてたまらないよ」と 布団の中で言った時 親友の夏実が抱きしめてあげる。 見ていると 切なくて悲しくて。。。 明子が亡くなり悲しんでいる夏見に 夏見の父親が「これでこの町も静かになる」と言った言葉。 そう言った父親を泣きながら叩く夏見。 私も怒りを覚えた。 この言葉は心無い世間の人々を代表させて 監督が言わせたのだろう。 テレビで見たけど とても質の高い作品で 映画館で見たかった。 弱者に優しい目を持った監督ですね。 音楽は 佐村河内 守氏。 彼はこの作品を作曲する時 左耳の聴力を失っていたそうで この2年後 「鬼武者」のための音楽を作曲し始める直前に 聴覚を失ってしまい 全聾となったとのこと。 両親が広島で被爆者してるので もしかしたら彼の病気は 原爆の何かが原因なのか。。。 この作品はビデオにそのまま残して もう一度じっくり見てみようと思ってる。 私自身もいろんなことに偏見を持たず 人に対して優しくありたい!
Charles de Mills(G) Baltimore Belle Francois Juranville
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