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2008/09/16(火)
ジョン・エヴァレット・ミレイ展
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もうすぐ水戸に戻るので 「ジョン・エヴァレット・ミレイ展」を見にいってきた。 ミレイは19世紀のイギリスを代表する画家で 今回は本格的な回顧展だそうだ。 テレビでも何回か紹介された「オフィーリア」の実物が見れるなんて 滅多にあることでもないし〜 シェークスピアの「ハムレット」の恋人であるオフィーリアが 自分で編んだ花冠を抱いたまま川に落ち 歌いながら流され 沈んでゆく様を描いた絵は有名だ。 背景がかなり密に描写され たゆたいながらのオフィーリアの表情が なんともいえない。 この背景は5ヶ月もかけて描かれたそうだ。 通常 背景は後で描くのだが この絵は逆で 先に背景を描き その後 モデルのエリザベス・シダルを バスタブに入れ スケッチしたとのこと。 ミレイがロセッティと同時期だったとは知らなかった。 シダルは後にロセッティと結婚し 33歳の若さで亡くなっている。 今回の展覧会は テート・ブリテンとゴッホ美術館で 開催された後の巡回展なせいか かなり見応えがあった。 若い時から晩年までのを網羅してるような感じで 筆のタッチが数年毎に変わっていってるのがよく分かる。 歴史画や人物画を描いてると思ってたが 晩年は風景画も描いていて 数点好きな作品があった。 「月、まさにのぼりぬ、されどいまだ夜ならず」と 「穏やかな天気」。。。 スコットランドの風景を感じる。
渋谷の「Bunkamura ザ・ミュージアム」で10月26日まで。
Queen of Sweeden/クィーン・オブ・スウェーデン Wild eve/ワイルド・イヴ Ambridge Rose/アンブリッジ・ローズ
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