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2007/03/15(木)
きみとならハッピーしかないじゃない!
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ねえ、と話しかけてきたのはまっくろな学ラン姿の男だった 煙草消しなよ、咬み殺すよ、 そう言われて彼を見た・まっくろな学ランと黒髪、なのに
抵抗しなくていいんだ?、彼は笑う なあ、 俺も飲み込んでくれよ、その黒に
何言ってるの、君(そんなこと言っちゃったら、どうなるかわからないのに) 俺は黙ったまま・自分でも自分の言葉が理解できずにいて
それなら愛してあげようか、そう発した唇がとても赤く光ってみえた 彼はくろい学ランにくろい髪だったけれど、彼自身は全然飲み込まれちゃいない ハ、と渇いた声で笑って、(なんだ、くろなんて・こんな奴すら飲み込めないんじゃないか) そう思うと、どっと気が抜けて、 赤く光る唇に自分のそれを重ねた、瞬間、
easy! ぼくはひとつ世界を抜ける
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