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2006/12/24(日)
おはなし
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なくならないものが不思議でたまらない
「なんでだろう、と思ったんです」 「なにが」 「形がないものなのに、なんでなくならないのか」
おもちゃでさえそのうち壊れてしまうのに、そう言ったアレンは俺の隣で団子を食ってる
「つまり?」 「つまり、…不思議ですよね」 「まあ、そうだな」
俺は適当に相づちを打ちながら、目の前のチキンに手を伸ばす 彼はさらに続けた、
「なくなったと思っていたから、余計に」 「これ食う?」 「ラビ、聞いてませんよね?僕は真剣なんですよ」
あきれたアレンは諦めたのかケーキのローソクに火をつけ始めた
「それ俺が消したいさ」 「いいです僕がやりますから」 「いやいや、遠慮はいらないさー」 「じゃあ消しますよ」 「俺がやるって」 「せーの」 「え、怒ってんの?お前は見てろって、」
アレンが俺を遮っておもいきりローソクの火を消した 火はあっさりと全部消されてしまった、
(man's heart or emotion!) なくならない
-------------------- 師アレとかもはや欠片もない… ラビの口調って一体どうなってるんですか Keyは情(じょう/※なさけ、ではない)、かな
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