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2007/06/29(金)
フラッシュバックとの闘い
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忘れた頃にやってくる。 「醜い」 という言葉の嵐。 私はもう変わったの。 人間になれたんだよ。 ゴミ以下の醜い生き物ではない。 人間になれたの。
だけど思いは中学のまま残っている。 ゴミを見るような目で私を見たあの子。 一生忘れられないあの目。 そう。 私が醜いから人間として扱われなかったのだ。 不細工だから。醜いから。デブスだから。
明日は中学の同窓会なんだ。 もちろん参加する。 飲み会が楽しみだし、友達と久々に会えるのが楽しみ。 だけど。 心の中では皆を見返してやりたくて。 私が醜い生き物でゴミ以下の存在だということを教えてくれたあの子や、周りの人を見返してやりたい。 中学の頃の私とは変わったの。 かわいいなんていわれる必要ない。 美人って言われたいなんても思っていない。 ただ。 醜いゴミ以下の不細工な私だってここまで見た目が普通の人間に戻れたって証明してやりたくて、見返してやりたくて。 お母さんに頼み込んで服を買いに行った。
「見返してなんになるの?昔のことにこだわりすぎだよ」 「あんたは今あんたなんだからあんたらしくしてれば問題ないじゃない。」 といわれた。 わかってるよ。 無職だってことも、今ライブ活動やってることも非難されようが自分が選んだ道。胸張っていえるよ。 だけど・・・普通の見た目になりたいの。 見た目だけでは馬鹿にされたくないの。 もう二度とあんな汚いものをみるような目でみられたくない。 「皆からダサイっていわれないようなギャルっぽい服を選んで着たい」 見た目の問題なの。 中身じゃないの。 私は醜くて不細工だからあんな思いをしたの。 多分あのときの相手は私のことなんか覚えていない。 むしろ周りの人だって私にそんな扱いしたこと覚えていないと思う。 わかっています。 とらわれているのは私なんです・・・・。 でも嫌なの。 ださいっておもわれたくない。 ブスって思われたくない。 醜い汚い生き物に戻りたくない。
だから
明日は化粧濃くして、ギャルっぽい服を着て 見返してやるの。 あの目をしたあの人がくるかはわからないけどみんなを見返してやるの。
どうしてそんなに昔のことにこだわるのか。 あんたはあんたなんだからいつもの服でいいじゃないってさんざんママに言われた。 そこで見返してなんになるの?って。 誰が得するの? あんたの得になるのか?って。 あんたはあんたなんだからいつものアンタらしい服で行ったっていいじゃないって。 そんな見た目のこというような奴なんてほうっておけばいい。 あんたはあんたなんだからって。 ・・・・わからない。 だけどどうしても見た目で見返してやりたい・・・・。 私は醜く汚い生き物じゃないってことを・・・。
その日だけギャルっぽい服着て着飾ってなんになるのか・・ 自分でもわかってるそんなの意味ないこと だけど・・・嫌なの。 もうダサくて醜くて汚いゴミのような扱いを受けるのは嫌。 だから明日はギャルな服を着て、皆に馬鹿にされないような服を着てメイクしていくんだ。
飲み会自体はとても楽しみなのに このことが頭から離れない。 じゃあ同窓会なんて行かなきゃいいんだろうけど だけど逃げても進まないの。 中学時代の醜くて汚いゴミな私を消し去らないと・・ 皆を見返さないときっと進めないの!!!!
私は見た目が変わったの。 醜いゴミじゃないの。 人間になれたの。
あの頃をフラッシュバックして気持ち悪くなった。 ゴミ以下の扱いだったあの頃。 ブスで醜い自分。 気持ち悪い。 ほんの少し豊に頼りたくなってしまった・・・ がんばれって言ってくれればがんばれるような気がした だけど・・・頼ってちゃだめだ。 これは私が乗り越える壁。 中学の壁を乗り越えなければワタシは一生醜く汚いゴミ以下の生き物のまま・・・・・・。 もうあの頃には死んでも戻りたくない。 私は変わったの。 化粧濃くして醜く汚いブスな素顔をかくして着飾っていくの・・・。
とらわれているのは・・・ きっと・・・私だけ・・・。 皆は何も覚えてないんだろうな・・・。
明日は闘い。 きっとフラッシュバックとの闘い。 負けたくない。
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