|
2014/07/08(火)
Hっち
|
|
|
僕は厨房で仕込みをしていた。
ママはいつもの席でTVを見ていた。
「いらっしゃいませ〜〜」とママの声。
いらっしゃいませ〜〜のトーンで、知ってるお客さんか知らないお
客さんかわかる。
この自信なさげなトーンは知らない人で、なおかつ入れていい人か
どうか迷ってるトーンだ。
だから僕は急いで出て行って入ってきた人を見極めねばならない。
「いらっしゃいませ!」と言いながら出て行き、
その人を見たら、「うっ・・・(汗)」。
ママが迷うはずだ。
めっちゃ怪しい。
黒のCAP深〜く被ってうつむいて、
少々足元もおぼつかない感じか。
酔っぱらいか。
とっさに断る理由を考えた。
でも、よく知ってる人っぽい何かを感じた。
まさか・・・
Hっちだ!
「久しぶり〜(笑)」
「やられたあ〜!(笑)」
Hっち(56歳)は29歳の頃からず〜〜〜〜っと僕らがやってた
店に来てくれてるお客さんで、
4年前に福岡を離れ、現在東京だから4年ぶりだ。
僕らは、いきなり訪ねていって驚かせることでは結構知られている
が(笑)、今まさにやられたようにこのHっちからはやられっぱな
し(笑)。
Hっち、マジメそうでおとなしそうに見えて、なかなかヤル人で、
18年前くらいかなあ〜、
僕がやってたHIBIYAというライブBARで飲んでて、タバコを買いに
行くと言ってブリパン一丁になって100m離れたファミマ行った
り(笑)、しょっちゅう脱いでたから僕らも触発されて、
1度だけHっち達以外他のお客さん居なかった時、
ヴォーカルの僕もギターもベースもドラムも全員スッポンポンでラ
イブやったことがある(笑)。
Hっちが来たら必ずこの話になる。
楽しいったらありゃしない(笑)。
|
|
|