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2013/02/01(金)
リンゴ
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20年前、僕がやってたHIBIYAというライブハウスでギターを弾いてたマサが家族連れてきた。
会うのも20年ぶりで、まずマサの顔見て
「全然変わってないやんか!(笑)」
「ボスも全然変わってない!(笑)・・・ママも変わってない!(笑)」
と喜ぶマサ。
それから、家族と来るとは聞いていたのだが、勝手に幼い子供連れてくると思ってたので会ってビックリ。
12歳、14歳、17歳の息子3人。
と嫁サン。
それが全員おんなじ顔!(笑)。嫁サンも。
「マサ! どれがマサや? わからん!(笑)」
洋服屋やってるらしいからみんなオシャレ。
昔からマサは世間の常識にとらわれない面白いヤツで、話聞いたら今もスゴイの。
まずマサも嫁サンももちろん子供たちも携帯電話を持ってない。
家の電話もない。
久留米の店には電話あるが、家にはテレビも家財道具もなにもない。
トランク4つだけ。
最近博多区板付に引っ越してきたが、その前はアメリカに1年半、その前は沖縄、その前は湯布院・・・みたいに遊牧民みたいな生活をしてる。
子供たちはいっさい学校に行ってない。
小学校も中学校も高校も行ってない。
別に行きたくないから行かせてないと。
さすがに驚いた。
でも、息子たちはものすごくキチンとしてる。
大人たちの会話をしっかり聞いて、誰かがしゃべると3人ともその人に体向けて笑顔で話を聞いてうなずき、別の誰かがしゃべるとそっちに体向けて話を聞く。キチンとした姿勢で。
だから、「義務教育は受けさせんと!」なんて野暮なことは言えない、言おうと思わなくなる。
コレもアリやん!
カッコいいやん!
ほんと、そう思った。
居合わせた駅長さんも感心して、
「羨ましいですね。マネできませんもん! ちゃんとそれでおもしろおかしく生活されてあるから立派ですよ」
駅長さんも交えて、人を雇って使う難しさみたいな話をしてると駅長さんが、
「腐ったリンゴって言うでしょ、昔から。リンゴ箱の中に1つ腐ったリンゴがあると・・・」
言わんどこうとも思ったが、いてもたってもいられず、
「駅長、ちょっとスイマセン! あの〜〜、ホント申し訳ないんですが、大先輩に対してホント失礼なんですが、スイマセン、あの〜、それを言うなら 腐ったミカン・・・(笑)」
駅長、「いや、リンゴやったでしょ?(笑)」
僕「リンゴでもいいと思います! しかし、金八っつあんはミカンと言いました(笑)」
駅長「そやった! 腐ったミカンやった(笑)」
僕「スイマセン、流そうとも思ったんですが(笑)」
マサ「ボスがツッこんでくれてよかったです。ジブンも”リンゴ?”と思いましたもん(笑)」。
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